タクシー運転手をやっていて
どれだけ怒鳴られただろうか？
道は最初の3カ月くらいであとはすぐに覚えられる
しかし、
お客は理不尽な事でトラブルに発展する
今回はそんな嫌な体験を記事にしました
元運転手の私が経験した
・困ったトラブル
書いてみました
老害の勘違い
日が暮れてきた時間帯に老人グループが手を挙げた
3組で道が分かる老女が助手席に座って指示をしてきた
上野駅
上野駅で1人降ろした
ガード下で降ろしたあと老女は次の指示をした
かっぱ橋本通り経由で新小岩行って！
単純な道なので進もうとするが前のタクシーが全く動かない
しばらくして、前のタクシーから運転手が降りてきた
あの～
ここ付け待ちスペースなんだよね
えっ？
どこに書いてるんですか？
いや～暗黙の了解と言うか・・・
とりあえず、君の後ろは車いないから
バック誘導するね
どうやら、上野のガード下の左側は
タクシーの付け待ちスポットらしい
この時点で老女はキレていた
ね！
あんた新人？
そんな事も分からないの？
申し訳ございません
かっぱ橋本通りに向かう途中に老女がまたキレる
ちょっと！
何遠回りしてるのよ！
はい？
かっぱ橋本通りですよね？
ここじゃないわよ！！
遠回りした分金払わないから！
え！？
確かにかっぱ橋本通りって言ったよな？
もしかして、かっぱ橋本通り自体が違うのか？
そんな事を思いながらかっぱ橋本通りに到着
かっぱ橋本通りに到着しました
いや・・・
右の道よ！
えっ？
それは浅草通りですけど・・
最終的に蔵前橋通りに
出ればいいから
全く話にならない
とりあえず、蔵前橋通りに出て目的地付近に到着した
老女を降ろして、残り1人は道の指示をしてくれた
ごめんね・・
女の人道分かってないから
えっと・・・
かっぱ橋本通りって言いましたよね？
言いました・・・
あの～
料金はメーター通りでいいですか？
はい・・・
自腹は払わず済んだ
しかし
なんか自分が悪い感じになった
そもそも、ピンポイントな通りじゃなくて
大通り覚えてくれよ
たまに、道を知った風な人がいるので
その通りに行くと怖いので
それ以降は必ず途中で道を尋ねることにした
若者の乗せる恐怖
青タンが始まり目白駅周辺を走っていると
若いグループが手を挙げた
運転手さん！
ちょっと待ってもらって良いですか？
数分すると店から若者が引きずられてきた
この時点で察した
あっ、
泥酔のお客様は断っているので
大丈夫っす！
こいつの彼女も乗せるので
そして、ドアを開けると助手席に彼女が座った
異変に気付いたが遅かった
こいつ臭いけど車内で吐かないんで
全身液体だらけの少年が後部座席に寝る様に乗車
液体は車内に付いた
でも、あとが嫌なので勇気を振り絞って
いや、やっぱり無理で・・
言いかけた途中で運んでいた奴が
やべぇ(笑)
こいつ漏らしてやがるぞ！！
そしてドアを閉めた
助手席の彼女は何かを察したのか
急いで言った
まっすぐで・・・
その瞬間全てを諦めてメーターを私は押した
最後の希望を掛けた
ロングかも知れない
車内は凄い匂いを放っていた
窓を開けても臭う
しばらくして異変に気が付いた
助手席からも臭う
信号待ちで助手席を見ると
彼女の右腕にベッタリと付いている
シートベルトもご丁寧に付いている
そして、到着した
千円も行かなかった
クレジットカードで払い
チップも当然なし
しかも、
彼氏が重すぎて彼女が持ち上げられない
当然、
私は無視
冷たい目で早くしろオーラを放ち続けた
もちろん
家の玄関が閉まるまで見つめた
閉まるのを確認して後部座席を見ると
液体だらけ
どうやら、トウモロコシを食べたようだ
私は回送ボタンを押して帰路に付いた。
私はそこから
トウモロコシを好んで食べることは無くなった
彼女は醜い姿を見せた彼氏を
見ても好きなのであれば
結婚するかも知れないな
そんな事を思いながら
私は座席を掃除していたのであった
怒りのキック
池袋駅で人相が悪そうな2人組が
乗車してきた
乗って来たそうそうに
運転席の座席を何回も蹴って来た
てめぇ何様だ！！
そして、腕を掴んで来た
狭いからもっと引けや
席を引けと言われても限界である
体勢が体育座りの恰好になった
大変申し訳ございません！
どちらに行かれますか？
ときわ台！！
とりあえず、真逆なので駅前交差点でUターン
Uターンするとまた怒鳴り声が
てめぇ！！
どこ向かってんだよ！
川越街道に向かうためには
Uターンして行くからです
久しぶりに震えた
そして、川越街道に出ると
急にハンドルを左に舵を取った
こっちの方が早いからよ～！
（車がいなくて良かった）
操作は俺に任せろ
とりあえず、落ち着かせてみるが・・・
おめぇーよ！
若いから俺が仕事の厳しさ教えてやる
一発殴らせろ！
あまりの理不尽に笑ってしまった
それに火を付けたようで
暴れ始めた
座席を蹴ったり
ハンドルを操作したり
とにかく、まっすぐ走るのがやっとであった
何とか目的地に着くと
財布がない！
お前いつの間に取った？
おい！
もう疲れた
もう警察呼ぶ準備は出来た
あとは、押すだけの瞬間に
下に落ちてた～
そして、降りた後
私は運転席を元に戻した
動物園の飼育係の気持ちが
少し分かった気がする
コンビニでコーヒー飲みながら
憂鬱な気持ちで夜の街に向かった
まとめ
いかがでしょうか？
結構ハードな人生を送っていました
そのお陰か
現在は強く生きれるようになったので
結果は良かったのかも知れません
記事を書きながら当時を思い出すと
本当に良くやったなと自分を褒めます
嫌な思い出は最終的にウケるネタになるので
現在も友達と昔の仕事を話すとき
笑って頂けています
最近投稿が遅れてすみません
現実が忙しくて書く暇がないと
言い訳をさせて頂きます
これからも、応援お願いします
最後まで見て頂きありがとうございます。
次の投稿もお楽しみにして下さい
