「タクシー運転手は余裕」
そんなことを思っていた時期もありました
実際は
かなり大変です
私はタクシー運転手を1年間経験して
多くのお客さんをお乗せしました
今回は
私が失敗してしまったエピソード
を紹介していこうと思います
新人タクシー運転手の人は
気持ちを共有しましょう
道が分からない
港区の常識と港区の非常識
新人時代は色んな場所に行き勉強した。
どうしても嫌いな区があった。
それは港区である。
きっかけを作ってくれた話である。
新人運転手デビュー3日目の出来事である。
飯倉の交差点で信号待ちをしている時に、
前のタクシーがお客と口論になっているに気付いた。
おいおい！
信号青になるぞ。。。
(クラクションの準備するか)
信号が青になると、
前のタクシーは行ってしまった・・
お客は私のタクシーに乗り込んだ。
愛宕グリーンヒルズ
すいません！
新人で道が不慣れなんで
教えて貰えますか？
その言葉を聞いた瞬間！
もう我慢の限界です！
信号青なんで進んで止めて下さい。
了解です！
（違うタクシー乗るか
ナビ入れるのかな？）
指示通り進行して
ハザードを出して停車した
さっきのタクシーも分からないって
言って喧嘩したの！
説教するから
10分の説教の後、
ナビを入れさせてくれた・・・・
そして、
カーナビを見て衝撃を受けた。
（へ？ワンメーターの距離じゃん・・・）
（なんで知らないタクシーの分まで
怒られてるんだ？）
到着して料金を伝えた
港区は目的地を言ったら
何も言わずに連れってくれるの！
あなたは常識を理解していない
非常識よ！私の港区に来ないで！
それから半年間は港区で営業することはなかった
ルート確認
港区を避けて2週間くらい経った
新宿で手が上がった
六本木
港区か。。と思いつつも
料金メーターを押して出発した。
しばらくまっすぐ走ると
急に怒鳴り始めた！
おい！
なんでここ曲がらないんだ！！
あっ、すみません！
なんで、
ルート確認しないんだ？
忘れてました。すみません！
（ルート聞いてなかったかも）
すみませんじゃねーよ！
時間返せよ！
そこから、ずっと怒鳴られた。
返事をしないと
聞いてるのか？
とキレるので運転の意識が飛んでた。
そして、道を間違えた・・・
この時点で頭の中真っ白になった・・・
お客もすぐ気付いた
お前どこ行ってんだ！！！
何とか修正するも怒りが収まらない・・・
そして、最終手段を使った
すいません！
今回私のミスなので料金要りません。
結局クレームは来なかった
「自分のミス」
「会社に迷惑が掛かるかもしれない」
情けなくて涙が止まらなかった。
今思えば
洗脳されていた
タクシー時代に泣いた話は3回あるが、
初めて泣いたのはこの出来事である。
「班長に報告」
「営業所に報告」
帰庫後に人生で初めて報告書
を書いた。
以降、必ずルート確認徹底した
慣れた頃にやってくる
2か月くらい経って道も覚えてきた時
深夜に空車で営業所に向かい帰る所
手が上がった。
まっすぐ行って適当な所で
右曲がって橋超えて下さい
どこで右曲がれば良いですか？
適当な所で
1番大きな交差点
右で良いですか？
任せます
大きな交差点を右に曲がろうとした時に気付いた
（やべ！これ右曲がれないじゃん）
すいません！
次の信号で右に曲がります
この発言でお客がブチ切れた
てめぇどこ行ってんだよ？
手前の通りを
右に曲がった方が近いだろ！！
あっすいません！
新人でそのルートが
近道とは知りませんでした。
（だったら、最初に言えよ！）
いや、金じゃねーよ！！
時間だよ！時間を返せ！！
お前言葉遣い気を付けろよ？
大変申し訳ございません。
（早く降ろして帰ろう！）
降ろしたあと回送にして
売上を納金していると
職員が話し掛けてきた。
今日は異常なし？
別に異常ないですよ！
何か隠してないか？
クレームとかトラブルとか？
なんかあったかな？
最後の客とトラブルになったんですけど・・・
自腹で安くしたんで解決したので
特にないと思います
その最後の客からクレームだよ！！
遠回りして同じ道ぐるぐるして
謝らず言葉遣いもなってない！
プロなら新人を使うな！
マジかよ・・・
（散々だな）
「時間返せ」と言う癖に
クレームを入れる時間はあったのか
てか、嘘つくなよ・・・
とにかく！
報告書と始末書を書いてもらう
人生で初めて始末書を書いた。
職員の遠回しに聞いてくる
言い方もムカついた。
まとめ
タクシー運転手は1人で運転するんです
つまり
1人で解決しないと行けないんです
タクシー運転手になる人はそれを覚悟する
必要があります
本当に最初はキツい記憶がたくさんあります
ちなみに
なぜ鮮明に昔の記憶を覚えているかと言うと
タクシー時代は
毎日日記を書いていました
それが私のストレス解消法でした
最後までありがとうございます。
